モト・モリーニは、日本ではあまり知られていないがイタリア・ボローニャで1937年に産声を上げた老舗の1つで、遡って1922年創業のMM社の発起人であったレーシングライダー“アルフォンソ・モリーニ”が独自に立ち上げたブランドです。 1950年代までモト・グッツィとは異なり125-175ccクラスのレースで活躍し、グッツィ始めジレラ、モンディアル等の名門が撤退した後の1960年代は日本勢の攻勢に立ち向かったわずかなイタリア勢の1つとして勇名を馳せたのです。 特に、最後のワールドGP参戦シーズンであった1963年の250ccクラスでは、“アルフォンソ・モリーニ”と名手“タルクィニオ・プロヴィーニ”の執念が、ジム・レッドマン駆るホンダ4シリンダーに対しシングルシリンダーで互角以上の戦いを繰り広げさせ、惜しくもGP2位で終わるもののGP史に残る名勝負を繰り広げたものでした。 1969年のアルフォンソの死去後は娘の“ガブリエラ・モリーニ”が社長となり会社を運営し、フェラーリのエンジニアであったフランコ・ランベルティーニを招聘、日本でも著名な3・1/2(トレ・エ・メッツォ)に代表されるVツインのスポーツマシンを次々にリリースし、500ccターボマシン等の革新的なマシン作りを行っていましたが、1987年に突如カジバ・グループに会社が売却され、一度は休止状態にありました。 1996年にドゥカティ・ブランドと共にTPGに売却されたのですが、“アルフォンソ・モリーニ”の甥っ子“マウリツィオ・モリーニ”が1999年に買い戻し、自身で率いるエンジンメーカー「モリーニ・フランコ・モトーリ」(最近ではベネリ・トルネード3気筒エンジンの設計開発と生産を担当)と資産家グィド・ベルティと共同出資して再び「モト・モリーニ」社を再興、フランコ・ランベルティーニをも再招聘して開発した最初の作品「コルサーロ1200」が今季より日本に導入されます。
尚、このコロサーロ1200には前出のモト・モリーニの親会社でもあるエンジンメーカー「モリーニ・フランコ・モトーリ」のエンジンが搭載されております。
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